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トンプソン・ルークが現役最終戦で有終の美 「16年前からいままで応援してくれた。本当に感動します」

 

トンプソン・ルークが現役最終戦で有終の美 「16年前からいままで応援してくれた。本当に感動します」
(c)Getty Images

ラグビーのトップチャレンジリーグ最終節が1月19日に行われた。近鉄ライナーズ栗田工業ウォーターガッシュ戦は、序盤から攻撃力で圧倒した近鉄が74-0で勝利

近鉄は全勝優勝を果たし、この試合で引退するトンプソン・ルーク選手は有終の美を飾った。

引退試合でコンバージョンキックを蹴るサプライズ

トンプソン選手は昨年の『ラグビーワールドカップ2019日本大会(W杯)』にも日本代表で出場し、同代表史上初の4大会連続出場を果たした。鉄人最後の試合を見ようと会場には大勢の観客が詰めかけ、メッセージボードは感謝の言葉で埋め尽くされた。

この日も持ち前の身体を張ったプレーでチームに貢献したトンプソン選手。また味方がトライを決めた後半32分と試合終了間際の2度、普段は蹴ることのないコンバージョンキックを蹴りスタンドを沸かせた。

ゴール正面至近距離から蹴った32分のキックは成功したが、ロスタイムに蹴ったゴール右からの角度があるキックは失敗。これがトンプソン選手のラストプレーになった

セレモニーではファンの声援に感謝

試合後に行われた引退セレモニーでトンプソン選手は、最後の試合を終えて「嬉しいです。試合に勝ちましたから。でも久しぶりに80分出場して疲れました」とはにかんだ。

約1万5000人が引退試合に集まったと聞かされると、トンプソン選手は少し言葉に詰まり、満員のスタンドを見まわして「本当にありがたい」と口を開いた。

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16年前からいままで応援してくれた。本当に感動します。いいメモリーばかりと、いいフィニッシュで今日は本当に皆さんありがとうございました」

トンプソン選手の引退にスーパーラグビーのサンウルブズもツイッターを更新。サンウルブズでプレーしたトンプソン選手の写真と、「日本ラグビーの精神を貫いてくれてありがとう ファンを魅了し続けてくれてありがとう 沢山の勇気をありがとう」のメッセージを投稿した。

ジャパンラグビートップリーグもツイッターを更新し、トンプソン選手へ「日本ラグビーから、トモさんに感謝。本当にお疲れ様でした」と労いの言葉をかけた。

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