現地1月19日、米国プロフットボール(NFL)のカンファレンス決勝が行われた。アメリカン・カンファレンスはカンザスシティ・チーフスがテネシー・タイタンズを35-24で破り、50季ぶりのスーパーボウル進出を決めた。
試合後にメジャーリーグのニューヨーク・メッツが、クォーターバック(QB)としてチーフスの攻撃を牽引したパトリック・マホームズ選手に祝福ツイート。
マホームズ選手の父親パット・マホームズさんは、かつてメッツや日本の横浜ベイスターズ(現:横浜DeNAベイスターズ)などでプレーした元プロ野球選手だ。
Congrats to @PatrickMahomes and the @Chiefs. #SuperBowlLIV #LGM pic.twitter.com/kgz4cA0taO
— New York Mets (@Mets) January 19, 2020
日米でプロ野球選手としてプレー メッツ時代はポストシーズンも経験
パットさんは高校時代に野球、バスケットボール、アメリカンフットボールを経験し、1988年のMLBドラフト6巡目でミネソタ・ツインズに指名された。
ツインズとボストン・レッドソックスで先発投手を務めたあと、1997年途中に横浜と契約。1998年シーズン終了まで在籍した。
メジャー復帰後はリリーフとして起用され、1999年には39試合で防御率3.68、8勝0敗の成績を残し、メッツのポストシーズン進出に貢献している。
フットボールを選んだ息子は「正しい選択をした」
2018年に全国紙USAトゥデイが『NFLで最もホットなクォーターバックはMLBのクラブハウスで育った』と、マホームズ選手を特集した際には、パットさんもインタビューに答え「息子にフットボールをやらせたくなかった」と話している。
「野球は息子の人生の大半を占めていましたし、彼はバスケットボールもやっていました。その2つが彼のスポーツでした。私は息子にフットボールをやらせないようにしてきましたが、高校2年生のときクォーターバックをやりたいと言い出したんです」
パットさんは少し間を置き、深呼吸してから「息子は正しい選択をした、と認めなければならない」とつぶやいた。
自身もフットボールを経験したパットさんは、激しい衝突が避けられないスポーツを選んで欲しくなかったようだが、NFLで大活躍するマホームズ選手を誇らしく思っている。
「私は私の現役生活を誇りに思っていますが、息子はもう私を追い越して行ったと言わざるを得ませんね」
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