女子フィギュアスケートの紀平梨花選手が、ブライアン・オーサーコーチに新たに師事すると発表した。
オーサーコーチは五輪2連覇の羽生結弦選手など多くのトップスケーターを指導した実績があり、紀平選手は目標とする2022年の北京冬季五輪に向け「絶対に成長できると考えて決めた」と決意を口にした。
北京五輪へ向け「自信を持てる状態で試合に臨めるように練習したい」
昨年12月のグランプリファイナルではロシア勢が表彰台を独占するなか4位。五輪本番でも金メダルを争うことになるロシア3人娘に対し、紀平選手は「超えないと北京五輪でも優勝をつかめないんだと意識して、今回は負けないと自信を持てる状態で試合に臨めるように練習したい」とする。
新型コロナウイルスの影響でオーサーコーチが拠点にするカナダへの入国は制限されているが、解除されしだい7月にもトロントでトレーニングを開始したいと考えている。
「新しいスピンの仕方や、ステップとジャンプを組み合わせる方法を学びたいです。トップ選手を見ることで多くのことを吸収したい」
オーサーコーチが指導するクリケットクラブには、羽生選手のほかにエフゲニア・メドベージェワ選手、ジェイソン・ブラウン選手らも在籍している。
これまで濱田美栄コーチに師事してきた紀平選手は、メインコーチを変えず、オーサーコーチを第2指導者とする。
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